教えて!食の王子様!
今月の王子!
フードアーティスト
有坂翔太 さん
1983年生まれの26歳!「フレンチの王子様」と呼ばれるイケメン♪07年4月に自身のレシピ本『有坂翔太のLOVEごはん』(竹書房)を出版する。現在はフリーのフードアーティストとしてTVや雑誌、料理教室など多方面に活躍中。2009年秋より「テレビタロウ」(東京ニュース通信社)「Men's Kitchen」(KKベストセラーズ)で連載が開始。

ある日、クイッキング編集部のKさんからメールが入った。「カータン、すごいイケメン料理人がいました! まずはブログを見てください!」。誰よ!誰?イケメンと聞いて、黙ってはいられないわ。すぐにそこに書かれていたURLにアクセスよ。
ワァオ!!そこにはスレンダーで長身なステキな王子が写っていたわ。肩まである長い髪は、下ろしていれば、日長、窓辺でバイオリンを弾いているのが似合いそうなソフト雰囲気。でも、髪を後ろで1つにキリッと束ねた姿は、何かをやってくれちゃいそうな目力のあるワイルドな感じ。彼こそが「フレンチの王子様」と呼ばれている料理人・有坂翔太君だったのよ。もちろん、私はすぐにKさんにメールをしたわ。
「お願い〜そのフレンチの王子・有坂君に会いた〜い〜!!」

インタビューの場所は、彼のキッチン。「失礼します〜」と入って行くと、何だかとても賑やかだった。王子、まさに雑誌の撮影中。ご多忙な様子が伺えるわ。「すいません、雑誌の撮影が終わるまでちょっと待っていて頂けますか?」そう頭を下げる王子。
何をおっしゃるの?頭なんて下げないでいいわ!キッチンで真剣に料理する王子の姿を横から見放題なんて、すごくラッキーじゃない? 「ちょっと」とは言わず、いつまでも待たせてもらいいたくらいよ!それにしても、真剣に料理をする姿、盛り付ける姿、どれをとってもいちいち溜息、うーん、ホント絵になるのよ〜。ずっと眺めていたかったけど、あら? もう撮影終了?休むことなく、王子は笑顔で私のインタビューに応えてくれたわ。

01
02

カータン(以下カ)「ありきたりな質問になってしまうけど、どうして料理の道に?」
有坂君(以下有)「それがですね〜ボク、子供の頃、インスタントラーメンが大好きだったんですよね〜」
えっ? 料理人とインスタントラーメンにどんな接点が? すごく興味が沸いてきたじゃない?
有「カップ麺を食べながら、いつも思っていたことがあって・・・。子供心に『これ作った人はすごい!』って。どうやって作ったんだろう?こんな食べ物を自分も作ってみたいって!!」
なんだか目に浮かんでくるわ。子供の頃の有坂少年の純粋な姿が。
そんな有坂少年は、そのうちラーメンを食べるだけでは飽き足らず、そこに書いてある成分表示を見たり、時には、ピンセットで中身を取り出してみたり・・・、インスタント食品について研究するようになっていったんだって。そして、ついに有坂少年は心に誓うの。「将来は食品を開発する人になって、皆が驚くような美味しいインスタント食品やラーメンを作ろう!」
そのためには、もっともっと食べて、研究しなければ! 有坂少年は、日々熱心にインスタントラーメンを食べ続けていたそうよ。「今ではほとんど食べませんけど、あの頃は真剣だったので・・・」そう苦笑いする王子。ううん、私なんてすごく感心してしまうわ。子供の頃のこうした疑問や夢のきっかけって、すごく大事よね。今の有坂君のベースになっていることは確かじゃない?

やがて、高校生の時、真剣に自分の将来を考える時が来た。手先が器用という才能を生かして、何か手に職をつけようと思った有坂青年はいろいろ考えるのね。美容師、マッサージ師・・・? でも、生きて行くうえで、毎日欠かせないものは『食』。「食に関わる仕事に就きたい」と思ったそうよ。あの少年時代の努力が、別の形で蘇ってきたのよね?

高校卒業後の進路は大阪辻学園調理製菓専門学校。この学校を選んだのには、王子の確たる理由があったそうよ。
有「ボク、中学時代、テニスが得意だったんですね。高校でもテニスがやりたかった。でも、ボクの入った高校は、テニス部が全然強くなくて・・・結局、そのままテニスをやめてしまったんです。だから、料理人を目指すなら、一番のところに行きたかったんです! そこで自分を試したかった。だから、大阪辻学園調理製菓専門学校に決めて、そこの高等調理技術学科に進んだんです」。
入学後、彼は料理をするだけでなく、企画、スタイリング、撮影、プレゼン、開発などにも携われる『フードコーディネーター』という仕事があることを知ることになるの。これだ!と思った有坂青年。
有「フードコーディネーターを目指そうと思って、色彩、盛り付けがキレイなフレンチを専攻することにしたんです」

そうして、学校で料理を学ぶ傍ら、吉兆をはじめ、数々の一流店でアルバイトをしながら、いつかフードコーディネーターになる日を夢見て料理漬けの2年間を過ごすことになるのよ。
「ボク、自分が作った卵焼きとパスタがどうしても食べられないんです。卵焼きは専門学校時代、恐らく一生分の卵焼きを作って食べたから。パスタはアルバイトのまかないで、嫌というほど作って食べた後遺症なんですよね・・・」
いやーん、もったいない! 私なら王子が作ったものなら、どんなに食べても飽きない自信あるわよ!

03
04
05
06

子供時代の夢の話、すごく聞いていて面白かったわ! 王子の話し方もすごく上手で、私の目の前には、真剣な眼差しの有坂少年の姿が浮かんできたわ〜
カータン

東京都在住。元客室乗務員で、現在は11歳と3歳の娘さん、ご主人の4人家族。抱腹絶倒の主婦ライフをつづった『あたし・主婦の頭の中』でJapan Blog Award2008で総合グランプリ獲得。同名の著書も好評発売中!

バックナンバーはコチラ